第16回「リクルーターコラム」:アメリカでの一般的な福利厚生⑤-オファーを受理する際のベネフィットの検討について
09/01/2017

How to review the benefit’s package
ジョブオファーを受ける前のチェックリストとして、ベネフィット内容が挙げられます。
通常、オファーレターと共にBenefit Summaryというものが会社から届きますので、その内容をしっかりと検討して、給与額だけでなく総合的に検討しましょう。
例えば健康保険の自己負担額について比較してみましょう。
Company A | Deduction | Per year | Your Contribution (Year ) | |
Medical Coverage | Employee Only | $0 | 24 | $0 |
Employee + One | $33 | 24 | $792 | |
Family | $42 | 24 | $1,008 | |
Company B | Deduction | Per year | Your Contribution (Year) | |
Medical Coverage | Employee Only | $70 | 24 | $1,680 |
Employee + One | $95 | 24 | $2,280 | |
Family | $140 | 24 | $3,360 |
A社とB社の保険プランを比較すると、例えば両社から年間$50,000 (35 hours/week )のオファーを受けた場合、年間の自己負担額がゼロのA社のほうがもちろん魅力的です。
次にPTO(Paid Time Off)とその他の福利厚生を比較してみましょう。
Company A | Number of Days |
Paid Time Off | 15 |
Paid Holidays | 10 |
Fitness Gym Discount | Up to $50/Monthly |
Company B | Number of Days |
Paid Time Off | 25 |
Paid Holidays | 15 |
Tuition Reimbursement | Up to $3,000 |
Life Insurance | Company pays 100% |
A社とB社のプランを比較すると、B社の方がPTOとHolidaysを合わせて15日も多くなり、時給換算で金額にすると$2,884.35の違いがあります。
さらに学費の補助や生命保険も100%会社が負担してくれるため、健康保険ではA社の方が魅力的ですが、全体を比較するとB社の方が良い福利厚生であることがわかります。
転職の理由は個々に違いはありますが、オファーを受ける際に福利厚生は重要な決断ポイントとなりますので、慎重に内容を検討されることをお勧めいたします。
Consultant New York, Naoko Kagaya.