第22回「リクルーターコラム」:労働法②-The Fair Labor Standards Act (FLSA)について

10/12/2017

お役立ちコラム求職者様向け

こんにちは。サンノゼオフィスのSachieです。

今回はThe Fair Labor Standards Act(FLSA)についてお話しいたします。

FLSAという言葉をどこかで耳にしたことがある方もいらっしゃると思いますが、FLSAとはThe Fair Labor Standards Act(公正労働基準法)という雇用・給与に関する法律で、給与の平等や最低賃金、残業代などを含む下記大きく分けて4つの分野に関する規定を設けています。

  • 最低賃金と残業代
  • 記録保存義務
  • 児童労働
  • 公平公正な賃金

FLSAは雇用主にとっては正しい理解が必要となる重要な法律ですが、今回は従業員としても覚えておきたいポイントをいくつかお伝え致します。

FLSAといえば上記の1)にも大きく関わるFLSAステータス*1と呼ばれる「Exempt」と「Non-Exempt」の違いが代表的な規定です。簡単に言うと、Exempt従業員は、規定された仕事を遂行するために、働く時間数に対して給与が支払われるのではなく、決められたサラリー(年俸制)によって残業代なしの給与が支払われるポジションに付く従業員で、管理職や専門職、社外営業職やITエンジニアなどの技術職となります。一方、Non-Exempt 従業員は、働く時間数に対して給与が支払われ(時給×実働時間分)、週40時間以上の勤務時間に対して通常の時間給の1.5倍の残業代が支払われることになります。(週40時間以上または1日8時間以上、と定めている州もあります。)

残業が発生する場合、この違いを知らない場合、正社員のオファーをもらったのに「時給支払い?=派遣社員?」と混同してしまう人もいますが、時給支払いだからと言って必ず「派遣」や「契約社員」という雇用形態というわけではありません。フルタイム勤務、直接雇用の正社員(各種ベネフィットも対象内)として採用される場合でも、年俸制での給与支払いではなく、時給ベースのポジションもあるということを覚えておきましょう。

したがって、正社員のオファーをもらった際は、1)ポジションのタイトル、2)FLSAステータス、3)業務内容、4)ベネフィット情報、5)給与、6)勤務時間(FLSAステータスが「Non-Exempt」の場合)などを確認し、不明な点がある場合はそのままにせず企業側と再確認の上、進めていくようにしましょう。

(*1) 「Exempt」「Non-Exempt」の区分はタイトル・役職名のみで判断することや企業が独断で決定するこはできず、業務内容、責任範囲、報酬レベル他、州の判断基準規定などをもとに決定されます。

Staffing Manager San Jose, Sachie I.

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