日米間の職場環境の相違について

03/07/2019

お役立ちコラム求職者様向け

パソナでは、アメリカの大学に通う学生とのネットワークを深めるため、様々な活動に取り組んでいます。その活動の一環として、先日はニューヨーク大学にて、「日米の職場環境の相違」や「日本のビジネスエチケット」についてお話をさせていただきました。今回はその内容を少々ご紹介します。

Cultural Difference at Work Environment Between the US and Japan

ご存知の通り「日米の職場環境の相違」は多々あり、どれもがそれぞれの国のカルチャーに根付いています。今回はその代表的なものをご紹介いたします。


Individualism / Collectivism

日本と比べると、アメリカでは個人主義的な考え方や自主性が尊重されます。一方、日本はどちらかと言えば「和」を大事にします。日本文化のなかでは個人よりも集団の利益を優先させる例は簡単に思いつくでしょう。もちろん日本でも「個人」は大事です。ただ「みんなのために」「家族のために」「会社のために」などと、集団を尊重することが連想できるのではないでしょうか?

Communication

日本では本音と建前をある程度使い分け、あまりはっきりと意見を言いません。はっきり物を申すことが失礼だと考える文化があるからです。「行間を読む」という言葉に代表されるように、実際の言葉にならない部分のニュアンスを相手の表情や言葉の含みから感じとる能力に日本人は優れています。一方、アメリカでははっきりとストレートに自らの意見表示を行います。自らの意見を言わないと、何も考えていないと見なされてしまうからです。意見を言う=責任を持つ。グローバル化を目指すこれからの日本に必要な部分だと思います。

Specialist / Generalist

一般的に、日本企業では広範囲にわたる知識を持つ従業員を育てようとします。例えば新卒入社をした従業員に対して、数年のスパンで様々な部署を経験させるのがその一例です。一方、アメリカ企業では、業務に対してスペシャリストの人材を募集するという考え方ですので「即戦力」を採用したがる傾向があります。この違いは個人のキャリア設計にも大いに関係してきます。例えば、新卒で仕事を探す際は、日本は大学の専攻内容にとらわれずに様々な職種にチャレンジできますが、アメリカではそれが叶いません。専攻内容=希望職種にマッチする必要があります。アメリカでは専門性を高めることが重要で、日本ではもう少し総合力重視です。

Speed of making decision

アメリカでは、意思決定が行われるまでは、全員が上下関係を気にせず徹底的に議論します。例えば、上司の意見にまっこうから挑戦することもあるし、他部署と徹底的に戦うことも。ただいったん結論がでると、全員が瞬時に切り替えて、同じ方向に向くのがアメリカ流です。一方、日系企業の意思決定のスピードは米系企業と比べるとスローな傾向があります。会議の意思決定そのものがあいまいだったり、前述にある通り、言葉の裏を読む能力が必要だったり、日本の「和」を尊ぶ文化が少なからず影響していたり。また「個人」と」集団」の違いから派生する結果とも考えられます。

ニューヨーク大学でのプレゼンの様子


いかがでしょうか?みなさまの職場は日本寄りの環境?それともアメリカ寄りでしょうか?これらはどちらが良い悪いという話ではなく、あくまで文化の違いです。またこれらの大前提として、日本でもアメリカでも働いている業界・業種、また地域によって状況は異なってくること、また現在日本で進められている「働き方改革」に挙げられるように働き方に対する考え方は日々変化しています。この違いを念頭におきながら、私たち自身がグローバルに活躍できる人材を目指したいですね!

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